Next step · B型からA型

B型からA型へ移る前に確認すること

B型からA型への変更は、単純な「上位ステップ」ではありません。A型では雇用契約を結ぶため、勤務時間、賃金、休み、支援の受け方が自分に合うかを見学と契約で確かめます。

先に結論:「A型に行けるか」より先に、「契約した時間と仕事内容を続けられるか」「困ったときに相談できるか」「支給決定と雇用契約の手続きをどうつなぐか」を確認します。B型に戻る・別の事業所を探す選択肢も残して考えます。

A型とB型の違いを再確認

比較軸B型A型
契約雇用契約なし。工賃の規程を確認。雇用契約あり。労働条件と賃金を確認。
ペース通所日数・時間と作業内容を事業所に確認。契約上の勤務日数・時間、休憩、休日を確認。
休み事業所の利用ルールと連絡方法を確認。欠勤・遅刻、年休、復帰の扱いを契約・就業規則で確認。
次の選択A型、就労移行支援、一般就労などを検討。継続、B型、就労移行支援、一般就労などを検討。

移る前のチェック項目

  • 週何日・何時間なら、通院や休息を含めて続けられるか
  • 立ち仕事、音、対人対応、納期など作業負荷を体験できるか
  • 最低賃金、交通費、昼食、社会保険、契約更新をどう確認するか
  • 体調不良・欠勤・早退・勤務時間変更を誰に相談するか
  • B型で受けている支援や配慮を、A型でどう引き継ぐか

一般的な進め方

  1. 現在のB型の支援員・相談支援専門員に、A型を検討する理由と不安を共有する。
  2. 複数のA型を見学・体験し、労働条件通知書の内容と現場の説明を照合する。
  3. 市区町村へサービス変更の支給決定・受給者証・計画案の手続きを相談する。
  4. 条件が決まったら、A型事業所と雇用契約を結ぶ時期、B型の終了・引継ぎを確認する。
  5. 開始後の面談日と、合わなかった場合の相談先・再調整の方法を決めておく。

自治体や事業所で順序は異なります。先に退所届を出して空白を作るのではなく、支援者と市区町村に手続きの順番を確認します。

就労選択支援を受ける時期も確認

厚生労働省・こども家庭庁の2026年3月改正の基本指針では、2027年4月以降、支援体制の整備状況を踏まえ、新たにA型を利用する場合も、就労選択支援事業者のアセスメントで就労面の課題等が把握されている人を利用対象とすると示されています。B型から移る予定がある場合は、A型の利用開始予定時期に応じた対象と申請時の取扱いを、相談支援専門員や市区町村に確認してください。対象と支援の流れは就労選択支援の対象と流れも参照できます。具体的な手続き順や例外は、厚生労働省の追加案内や市区町村に確認します。

「合わない」と感じた場合

仕事内容、勤務時間、配慮、支援者との関係など、どこが合わないのかを記録します。A型について、本人の意向にかかわらず一律に退所させる事例は厚生労働省の指導資料で適正でない運営として扱われています。個別の契約や支給決定の問題は、本人の希望・状態、個別支援計画、引継ぎを整理して、市区町村や相談支援専門員へ相談してください。

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最終更新:2026-09-25 確認日:2026-09-25 根拠:厚生労働省「障害福祉サービスの内容」「サービスの利用手続き」「指定就労継続支援A型における適正な事業運営に向けた指導について」/厚生労働省・こども家庭庁「障害福祉サービス等及び障害児通所支援等の円滑な実施を確保するための基本的な指針」